運営体制
運営団体
慶應義塾大学 ウェルビーイングリサーチセンター
https://www.tonomachi-wb.jp/
ライフサイエンス・情報・ものづくりを融合、異分野の優れた研究成果を有機的に結びつけ、技術革新と社会実装の加速、地域における新分野や新産業創出の仕組みづくりを行うとともに、その基盤となる社会保障統合データベースの構築と活用により、公共サービスの継続的改善と人々のウェルビーイングの実現を目指す(川崎市にある殿町タウンキャンパス内に設置)。
日本医療政策機構
https://hgpi.org/
「市民主体の医療政策の実現」を目指す、非営利・独立・超党派の医療政策シンクタンク(特定非営利活動法人)。2004年設立。世界シンクタンクランキングで国内医療政策部門 3位にランクインするなど、日本を代表する医療政策シンクタンクとして、調査研究、政策提言、会議開催などを通じ、グローバルな活動を展開。
認知症フレンドシップクラブ
http://dfc.or.jp/
認知症フレンドリーコミュニティを目指す地域のネットワーク団体(特定非営利活動法人)。北海道から沖縄まで21か所に支部があり、自治体や企業、住民組織などと協働して、認知症になってもそれまでと変わらない暮らしができるまちをつくる活動を推進。
issue+design
https://issueplusdesign.jp/
「社会の課題に、市民の創造力を。」を合言葉に、医療、福祉、子育て、教育、災害、まちづくり、人口減少など、地域や日本社会が抱える様々な課題解決に挑むデザインチーム(特定非営利活動法人)。住民、被災者、患者などの当事者との「共創」によるプロジェクトを多数実践。
運営委員
普段行っている活動について教えてください
医療・福祉・教育・防災・まちづくりなど、様々な社会課題をデザインの力で解決するチーム、issue+designの代表であり、デザイナーです。
https://issueplusdesign.jp
認知症未来共創ハブを通じてどんな未来を実現したいですか
道に迷う。ATMでお金を下せない。レジで戸惑う。誤飲・誤用する。認知症のある方が日常生活で色々な困りごとに直面するのは、その商品・サービスの問題であり、作り手であるデザイナーの敗北です。
認知症のある方をを始めとした、全ての人の認知機能に負担なく無理なく、ごく自然と使える商品やサービスが次々と生まれる未来。
そんな商品やサービスづくりに、認知症のある方々とともに取り組むのが当たり前の未来を実現したいです。
プロフィール
一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+designを設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。代表プロジェクトに、東日本大震災のボランティアを支援する「できますゼッケン」、妊娠・出産・育児を支える「親子健康手帳」、300人の地域住民とともに未来を描く「みんなでつくる総合計画」他。日本計画行政学会、学会奨励賞、グッドデザイン賞、D&AD(英)他受賞多数。著書に『ソーシャルデザイン実践ガイド』、『人口減少 × デザイン』、『地域を変えるデザイン』など。
普段行っている活動について教えてください
医療政策を専門とするシンクタンク「日本医療政策機構(HGPI)」に勤務し、政策提言を行っています。政治学・公共政策学をバックグラウンドとして、国内外の認知症政策に関する調査提言を通じて、HGPIのミッションでもある「市民主体の医療政策の実現」を目指しています。また私自身が認知症の人の家族という立場でもあり、プライベートでは、地元の行政、医療福祉介護関係の皆さん、そして認知症の当事者やご家族の皆さんとの交流も多く、RUN伴をはじめとした認知症啓発、地域づくりの活動に関わっています。
認知症未来共創ハブを通じてどんな未来を実現したいですか
「1人1人の想いや声が届き、誰もが生きづらさを感じることのない未来」です。
政策は常に100点満点の方向性を示すことはできません。だからこそ、1人1人の小さな思いや声が、今日より少しだけ明るい明日を創ることができると思っています。この認知症未来共創ハブは政策と1人1人の想いや声の結節点(ハブ)です。そしてこのモデルを、認知症に限らず、どこかに生きづらさを抱えた多くの人にとって、明るい未来を作るきっかけにしていきたいです。
プロフィール
早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業後、東京海上日動火災保険株式会社に入社し、自動車損害サービス部門などに従事。その後、日本医療政策機構に参画。自身の祖母も認知症であるため強い問題意識を持っており、日本医療政策機構でも主に認知症関連の政策プロジェクトを担当するほか、非感染性疾患(NCDs)や高齢化対策などの医療政策課題に取り組んでいる。早稲田大学大学院政治学研究科公共経営専攻修了(MPM)。愛知県『オレンジタウン構想』WGメンバー、横浜市青葉区『認知症普及啓発チーム』メンバー。東京医科歯科大学大学院非常勤講師、田園調布学園大学兼任講師。
普段行っている活動について教えてください
「社会の課題に、市民の創造力を。」をスローガンに、デザインが持つ美と共感の力で様々な社会課題、地域課題を解決するissue+designでは、主に自治体や企業の方々と共に、課題解決プロジェクトを協働で実装しています。私自身はデザインの領域を専門的に学んできたバックグラウンドはなく、広報やPRを通じて「社会にどのようにデザインを届けるか」に注力してきました。今もチームにはたくさんの尊敬すべきデザイナーがいて、素晴らしいデザインを世に排出してくれています。そんな彼ら彼女らの活躍を,様々なところに報せ、後押ししてあげるのが私の役割です。
認知症未来共創ハブを通じてどんな未来を実現したいですか
認知症未来共創ハブには、リーダーを筆頭に、たくさんの想いを持った、それぞれのフィールドに強みを持った運営メンバーが集まっています。そうした個性が最大限発揮され、シナジーを生むには、見えないところで起きる様々なストレスを取り除いてあげることが大事です。誰しもが、程度の違いこそあれ自分自身の問題となるであろう認知症。その本質的課題や、様々なケースが社会にもっと周知され、教養として身につく未来を実現するために、この力強い運営メンバーが機能し社会にフィットするための縁の下の力持ちになっていきたい。今はそんなことを考えています。
プロフィール
1975年神奈川県川崎市生まれ。「社会の課題に、市民の創造力を。」をテーマに活動するソーシャルデザインチームissue+design 所属。地域活性化を主としたソーシャルデザイン領域に従事するかたわら、経済産業省製造産業局「空飛ぶクルマプロジェクト」にコミュニティマネージャー職(週一官僚)として参画。
群馬県嬬恋村観光大使、シーライン東京PR顧問、「妻というもっとも身近な赤の他人を大切にする人が増えると世界は豊かで平和になるかもしれないね」をスローガンとする日本愛妻家協会事務局長代理など、多彩な顔を持つ。
普段行っている活動について教えてください
医療機関内にて患者さんの生活相談に応じています。そして、その課題は医療機関の中だけで解決できないことが多く、地域や社会側が対応すべき課題が多いと感じます。
その為に地域活動や、大牟田市から「地域共生社会の実現」を担う役割を受け課題解決に努めています。
認知症未来共創ハブを通じてどんな未来を実現したいですか
「20年前と比べ、認知症とともに生きる方々の暮らしは、よりよいものになったのだろうか」私は、リーダーがおっしゃった「この問いの追及」のため運営に携わっています。
認知症とともに生きる方々によりよい人生を歩んでいけるよう「本人の声」を大切に紡ぎつつ、次なる風景を作っていきたいと考えています!
プロフィール
同居の祖母が認知症になったことが理由で福祉の道に進む。日本福祉大学大学院卒。
医療法人静光園白川病院に入社後、大牟田市地域包括支援センター、厚生労働省社会・援護局の出向などを経て白川病院医療連携室長となる。
上記のほかに、一般社団法人人とまちづくり研究所理事、NPO法人しらかわの会理事・事務局長、NPO法人大牟田ライフサポートセンター理事、大牟田市認知症ライフサポート研究会コアメンバー、100dfc japan立ち上げ実行委員会、NPO法人認知症フレンドシップクラブ認知症まちづくりファシリテーターチームなどに従事。
普段行っている活動について教えてください
認知症フレンドリー社会を実現するために、その都度必要と思うことを”何でも”やっています。
認知症の人と地域の人が一緒にタスキリレーをするイベント・RUN伴の企画をしたり、全国各地のまちづくりをしかけていく人たちのチームづくり研修、認知症の人と家族のためのオンラインショップの運営、国内外のまちづくりの取材や本を書いたりしています。
認知症の課題に職業として取り組む人の数を増やすこと、活躍できるポジションを増やすのが、目下のミッションです。
認知症未来共創ハブを通じてどんな未来を実現したいですか
認知症ともに生きる人たちが”普通に”暮らす未来を実現したいと思います。
その日着たい服を着て、行きたいところに行き、会いたいに人に会う。
困ったことがあれば、自分の工夫や、周囲の人や技術の力でカバーする。
使いづらい商品やサービスがあれば、その声が企業や自治体に届き、改善がされる。
関係する全てのセクターの人たちと、認知症でもあっても、なくても、普通に暮らせる未来の風景をカタチにし、その変化を広げていきたいと思います。
プロフィール
東京大学文学部を卒業後、NHKのディレクターとして、医療や介護に関する番組を制作。NHK退職後、認知症にかかわる活動を開始。2010年よりNPO法人認知症フレンドシップクラブ理事。NPOの活動とともに認知症や高齢社会をテーマに、自治体や企業との協働事業やコンサルティング、国内外の認知症フレンドリーコミュニティに関する調査、認知症の人や家族のためのオンラインショップの運営などをしている。著書に『認知症フレンドリー社会 岩波新書』
普段行っている活動について教えてください
「市民主体の医療政策の実現」を謳う非営利・独立の医療政策シンクタンクである「日本医療政策機構(HGPI)」で、理事・CEOをしています。政策課題は、産官学民をはじめとした多様なステークホルダーがフラットな立場で議論してこそ、解決が可能です。医療政策の推進のみならず市民社会が元気になっていけばと願っています。医療人類学の背景を活かし、各国の現場で国際医療人道支援の仕事もしていました。知恵や解決策は現場の市井の人々が持っている、そしてその知恵を見つけるためには、市井の人々を支援するのではなく、人々と協働することが大事、そう信じています。
認知症未来共創ハブを通じてどんな未来を実現したいですか
「健康」「ノーマル」という概念は、時代や文化によって大きく異なってきました。長寿社会を迎えるなかで、改めて「フツーってなんだろう?」と、既存の概念を再定義していくことが必要であり、その再定義をしていくプロセスでは、人々の暮らしぶり、生活を見つめなおすことが重要だと思います。多様な人々が、その多様性を尊重しあい、それぞれの幸いを感じられる未来―――そのような世界を探しに行く、「ほんとうの幸い」を探しに行く旅が「認知症未来共創ハブ」だと思っています。
プロフィール
慶應義塾大学総合政策学部卒業、オランダ・アムステルダム大学医療人類学修士。日本医療政策機構 理事・事務局長/CEO。エンジニアリングやデザインをはじめとした異なる専門領域のステークホルダーを結集し、医療健康課題に対処するプロジェクトに各国で従事。WHO(世界保健機関)’Expert Consultation on Impact Assessment as a tool for Multisectoral Action on Health’ワーキンググループメンバー(2012)。米国医療支援NGO Project HOPE プロボノ・コンサルタント。政策研究大学院大学客員研究員。東京都「超高齢社会における東京のあり方懇談会」委員。
プロフィール
京都大学法学部卒業後、東京大学社会科学研究所特任准教授、ユトレヒト大学訪問教授等を経て慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授(医学部・ウェルビーイングリサーチセンター兼担)。博士(国際公共政策)。より人間的で持続可能なケアと地域づくりに向けた移行の支援及び加速に取組み、社会保障審議会・介護給付費分科会及び福祉部会、政策評価審議会、地域包括ケア研究会、地域共生社会研究会等において委員を務める。日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2015リーダー部門入賞。
パートナー法人 I
パートナー自治体
未来共創サポーター
超高齢社会を迎えるなかで、必然的に認知症の方々も急増してきます。その時代背景を踏まえ、皆でサポートするまち、皆で考えるまち、認知症の方々が気軽に参画できるまち、これらをフレイル予防も含めた「まちづくり」の中で実現したいです。 そこには、認知症未来共創ハブの役目は非常に大きく、期待しておりますと同時に、私自身も「未来共創サポーター」として一役担えるように頑張りたいと思います。
よりよい未来のために、専門・立場を超えたコラレボレーションをしていきましょう!
認知症未来共創ハブの設立おめでとうございます。研究者の立場からも心強く、つよく連携させていただければと思います。
「認知症とともによりよく生きる未来」
「認知症未来共創ハブ」の始動、おめでとうございます。認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ(DFJI)は、企業・自治体・NPOなどのセクターを越えて、 認知症の課題を起点に、未来を考え、 アクションを起こしていくネットワークです。「認知症未来共創ハブ」の目指す未来は、日本、そして世界が協働して目指すべき社会であると思います。弊団体としても心より応援をさせていただきます。
認知症がマイノリティではなくマジョリティになる社会において、当たり前に暮らせる地域社会にするのはあたりまえのことです。さらにいえばだれもがあたりまえに安心して暮らせる社会をつくるためのGIFTとして一緒に考えたいです。
治らなくても良くできます。仮にご本人が変われなくても、まわりや環境が変わることで、QOLは高められます。その可能性を現実化する活動の結節点にハブがなることを期待します。
認知症とともによりよく生きられること。
認知症になってもその人らしく生活できる社会の実現にむけて様々
認知症になっても、安心して暮らせる社会を一緒に作りましょう。
成熟社会における地域活性化の概念は成長期とは変わりつつあると
一日も早くこの取り組みが大きな力となって動き出しますように!
認知症未来共創ハブの成功に向けて、人間中心の人工知能学と情報学の立場でお役に立ちたいと思います。
認知症当事者の語りや体験に基づいて社会をデザインする認知症未
地域包括ケアシステムは、
だれもが安心して楽しい人生を最後まで送ることができるようにし
みんなのwell-beingのための大切な活動、応援しています。
社会の中で認知症の問題を多面的に考えていく上で、大変素晴らしい取り組みと思います。少しでもお力添えできれば幸いです。
現在(いま)と未来の両輪が、多くの人の繋がりから、
(五十音順・敬称略・2018年11月18日時点)
評議員
(五十音順・敬称略)
アドバイザー
Chief Executive of the Alzheimer’s Society in the UK /
Chair of the UK Dementia Action Alliance
(敬称略)