パートナー自治体の活動【静岡県 熱海市】

認知症の人に出番があるまちへ

 認知症の人(特にMCI~初期の人)に必要な支援の選択肢が限られていることから、多様なニーズ(働く・活躍する・社会参加)に応えられるよう、新たな地域資源の創出を推進します。認知症の人や障がいのある人が意欲・能力を発揮して活躍できるまちを目指します。
 今年度は、市内の特別養護老人ホームと共催で認知症カフェを開催しました。今回の認知症カフェは「介護や認知症について相談できる場」「地域住民の認知症への理解を深める場」をテーマに開催しました。
 認知症地域支援推進員、施設のケアマネジャー、デイサービスのスタッフがそれぞれの専門分野を活かし、幅広いニーズに応えられるような居場所を目指しました。まだ走り出したばかりですが、いずれ認知症カフェも認知症の当事者が役割を持てる場にしていきたいと考えています。
 

▶︎地域の情報

人口:36,607人(2019年12月末時点)
高齢化率:47.62%(2019年12月末時点)
 

▶︎ファシリテーター講座参加メンバーの属性


・熱海市役所 長寿介護課 保健師
・キャリアコンサルタント
・介護付き有料老人ホーム 生活相談員
 

▶︎さらに強化していきたいところ/ネクストステップ

 認知症カフェの柔軟な運用を進めるとともに、多様な地域資源創出のためのワークショップの開催を企画しています。これらを通じて、認知症当事者の参加を促していくことや、民間企業とコラボして働く意欲のある認知症の方の役割の創出を支援していきたいと考えています。
 介護サービス以外の選択肢の創出を進め、認知症になっても意欲が削がれずにアクティブに生活できる地域を目指しています。
 

▶︎講座受講後のあゆみ・活動

2019年8月/11月 市内の介護施設と共催で認知症カフェを開催
2020年 ATAMI2030会議で「福祉とまちづくりの連携」をテーマにワークショップ(予定)
 

▶︎認知症に関連する自治体の取り組み

熱海市役所ホームページ Link