認知症を持つ本人同士が出会い、つながって、さまざまな立場の人たちとともにつくる、よりよく生きるための活動の数々を、大小問わずご紹介していきます。
4年半前に63歳で若年性アルツハイマーの診断を受けた、神矢努さんと、パートナーの佐久間登喜子さんのストーリーから、一歩を踏み出すきっかけについて考えてみたいと思います。
今からちょうど1年前の、2018年10月、日本認知症本人ワーキンググループ(以下JDWG)のメンバーにより、「認知症とともに生きる希望宣言」がまとめ上げられました。
連載一回目は、いろいろな活動を取り上げる前に、認知症を持つ本人の発信や活動が日本でどのように始まってきたのか、振り返ってみたいと思います。