認知症とともに生きる
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T.O

年齢:

90 歳 (2019年7月インタビュー時点)

性別:

女性

居住地:

茨城県取手市

同居家族:

子供、孫と3人暮らし

職業:

元美容師、美容院の経営職

診断名:

アルツハイマー型

介護保険サービス利用:

週に4回デイサービス利用(2施設)

これまでのあゆみ

1949年(20歳)

キリスト教会の保育士から美容専門学校に行き、美容師になる。彫刻のモデルも行う

1973年(44歳)

美容室4店舗経営。夫が始めた雀荘でおにぎり作りも手伝い、多忙な毎日をおくる

2008年(79)

階段から落ち骨折する

2010年(81歳)

自宅の前の家が火事で無くなったにも関わらず、そのことを覚えていないことに娘が気づく
宅急便を3つ出しておいてと言いながら500円を出したり、灯油を買ってきてと80円を渡したりすることから、お金の単位が違うことに娘がおかしいと思う

診断

2011年(82歳)

長年病院いらずだったので病院へ行きたくないと話す
家族は「みんなでドライブに行こう」と子供3人で母を連れて病院受診
認知症の診断はもらうが、本人は認知症ではないと服薬はしない
また認知症でもないのに病院に連れてかれた、次女にはめられたと後々も言っている

2012年(83歳)

だんだんお客様との会話がサービスではなく、自分も話ばかりするようになる
美容院のお客様との会話が難しくなり、最後は自分のファンのお客様数名に遊びに来てもらい無料で施術をおこなう
現役を引退する

2013年(84歳)

家族から「お友達のAさんに会いにいきましょう」と誘われ、デイサービスを体験する

2014年(85歳)

デイサービスに行き始める。自分は忘れているという自覚はない

2021年

次女は、「認知症の母がいることで私に色々なことを教えてくれて本当に感謝している。若い時から母は私にとって尊敬する人だった。それは一生変わらないと思う」と感じている

人生・生活の喜び

1

発症前後で変わらない喜び

ビーツで絵を描いたり、和紙絵をすること

2

発症前後で変わらない喜び

音楽を聴くこと

3

発症前後で変わらない喜び

旅行

今後やってみたいこと

健康に暮らしていきたい

生活課題

家族・知人の顔

喜び

1 2 3

心身機能障害

社会へのメッセージ

こうだと思ってもなるようにしかならならないと思います。