認知症とともに生きる
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土田節子(仮名)

年齢:

85 歳 (2020年10月時点)

性別:

女性

生年月日:

1935年

居住地:

東京都国立市

同居家族:

ひとり暮らし

職業:

元料亭経営/小料理屋経営/保険外交員

発症年齢:

82 歳頃

診断年齢:

82 歳

診断名:

アルツハイマー型

認知症の評価スケール?Mini-Mental State Examination(MMSE)
国際的に最も広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。見当識、記銘力、注意・計算、言語機能、口頭命令動作、図形模写等の認知機能の評価からなり、総得点30点で一般に23点以下を認知症の疑いとする長谷川式スケール(HDS-R)
我が国で広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。年齢、見当識、3単語の即時記銘と遅延再生、計算、数字の逆唱、物品記銘、言語流暢性の9項目からなり、総得点30点で、一般に20点以下を認知症の疑いとする。
:

HDS-R 16点 (2020年3月時点)

要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。<:

要介護2 (2020年10月時点)

介護保険サービス利用:

訪問介護(服薬確認)週2日、訪問看護(体調確認、清拭、歩行訓練)週1日利用、訪問診療月1回利用

これまでのあゆみ

2016年(80)

夫の病気などもあり料亭、保険の外交員など複数の仕事を掛け持ちしながら子ども二人を育てあげ、80歳になった頃、経営していた自身の小料理屋を引退
その後はご自宅にて暮らす

診断

2017年(82)

翌日の約束が思い出せないなど、本人の物忘れが進んでいることに家族が気づき、総合病院にて受診、アルツハイマー型認知症と診断

2019年(84)

家族が地域包括へ相談し介護認定(要介護1)、当初デイサービス週1回、服薬確認(ご家族)のケアプランであったが、デイサービスは次第にお休みするようになる

2020年(85)

介護保険区分変更(要介護2)。家族も物忘れ、怒りっぽさを強く感じるようになる
週2回の訪問介護(服薬確認)、週1の訪問看護(体調確認、清拭、歩行訓練)のサービスに変更
近くの開業医に通院していたが、家族およびケアマネの働きかけで訪問診療開始。その後大きな変化はなく、現在は介護保険サービスの他に週2回家族が訪問し、服薬の確認、状況確認、家事を手伝ってくれる
長い付き合いのある友人宅を訪れるなどしてひとり暮らしを楽しんでおり、このまま自宅での生活を続けたいと思っている
家族は本人が同じ食料品を何個も買い物してしまうこと、洋服の整理ができないこと、予定を忘れてしまうこと、服薬を忘れてしまうこと、などを気にかけているが、訪問時と電話での確認で在宅生活を支援している

人生・生活の喜び

1

発症前後で変わらない喜び

子供が成長し、自立して生活していること

生活課題

心身機能障害

社会へのメッセージ

今のひとたちは元気がない、こそこそしないで堂々と正直に生きたほうがいい