T.I
年齢:
62 歳 (2019年8月インタビュー時点)
性別:
男性
生年月日:
1956年
居住地:
東京都渋谷区
同居家族:
妻と2人暮らし
職業:
元大学医学部の総務局(事務職)/元マンションの管理人
発症年齢:
60 歳頃
診断名:
アルツハイマー型
認知症の評価スケール?Mini-Mental State Examination(MMSE)
国際的に最も広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。見当識、記銘力、注意・計算、言語機能、口頭命令動作、図形模写等の認知機能の評価からなり、総得点30点で一般に23点以下を認知症の疑いとする長谷川式スケール(HDS-R)
我が国で広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。年齢、見当識、3単語の即時記銘と遅延再生、計算、数字の逆唱、物品記銘、言語流暢性の9項目からなり、総得点30点で、一般に20点以下を認知症の疑いとする。:
HDS-R 26点 (2019年8月時点)
要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。<:
要介護1 (2019年8月時点)
介護保険サービス利用:
週に4回デイサービス利用/週に1回ストレッチ
当事者同士の集まり頻度:
月に1、2回当事者の会
これまでのあゆみ
2017年(60歳)
マンションの管理人の仕事で他のマンションに応援に行った際、あれこれ物を持ってきてと言われたことができず大丈夫かと心配される
自分が管理するマンションではそんなことは起きていないが、気にかかり自宅近くの専門病院を受診する
診断
2018年(61歳)
認知症の診断を受ける。なぜ自分が選ばれたか分からない。しかしタイミング早く滞りなくわかったことに対して医療者などの助人に感謝する
総合病院に相談し、服薬を開始するが、身体に合うまで数回薬を変える
介護保険を申請し、若年性の人が集まるデイに週3で行き始める
シルバー人材やボランティア募集の集まりへ1人で積極的に出かける
2019年(62歳)
腸閉塞で心肺停止となり、一ヶ月入院する
(その頃の記憶が不鮮明だが、)自分で復活して生を受けたという感覚を持つ
心肺停止前に通っていたデイは入院により行かなくなる
入院前に知り合った若年性認知症の人の会から農業をやろうと誘いがかかり、現在はその繋がりからデイや、機会があると認知症の講演も行う
人生・生活の喜び
1
発症前後で変わらない喜び
テレビで昔の音楽を聴く
2
発症前後で変わらない喜び
吉田拓郎の曲が好き
3
発症前後で変わらない喜び
話すこと
4
発症後の喜び
デイのみんなと育てる野菜
今後やってみたいこと
ハーモニカの演奏会で、デイのもう1人の男性と一緒に吹きたい。
大勢の前で喋ってみたい(一対一だと緊張するが、大勢の前だと大丈夫)。
生活課題
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生活11分類生活課題DATA心身機能障害知恵
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今日が何月何日かわからない時がある
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行く回数が少ない病院へは油断していて2回道に迷った経験がある
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認知症といったことで連絡が来なくなった友人が2人くらいいる
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行く途中でぼっとしているとたどり着かない
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文章がすごい勢いで書けなくなり、億劫に感じる来年は自分で日記を書こうと思う
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自分の漢字など書きにくくなり、真面目にやろうとすると余計深みにはまって書きにくくなる
心身機能障害
社会へのメッセージ
何かできればいいと思っています。センターの掃除くらいはできると思います。