認知症とともに生きる
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青山 真由美(仮名)

年齢:

86 歳 (2019年7月インタビュー時点)

性別:

女性

生年月日:

1933年

居住地:

東京都

同居家族:

一人暮らし(近所に息子夫婦が住む)

職業:

元大手ホテルのキャッシャー(7年間勤務)

発症年齢:

82 歳頃

診断年齢:

83 歳

診断名:

アルツハイマー型

認知症の評価スケール?Mini-Mental State Examination(MMSE)
国際的に最も広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。見当識、記銘力、注意・計算、言語機能、口頭命令動作、図形模写等の認知機能の評価からなり、総得点30点で一般に23点以下を認知症の疑いとする長谷川式スケール(HDS-R)
我が国で広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。年齢、見当識、3単語の即時記銘と遅延再生、計算、数字の逆唱、物品記銘、言語流暢性の9項目からなり、総得点30点で、一般に20点以下を認知症の疑いとする。
:

MMSE 17点 (2016年時点)

要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。<:

要介護2 (2019年12月時点)

介護保険サービス利用:

小規模多機能型居宅介護を利用

これまでのあゆみ

2013年(80)

夫が他界する
趣味で続けていたカラオケの先生と友人になるが、その後その友人が病気になる。その時、友人のケアマネと知り合い、関わるようになる

診断

2016年(83)

そのケアマネが「同じことを繰り返す」と気づき、地域包括支援センターへ電話する。
地域包括支援センターの職員から話を聞いた家族は、本人と一緒に暮らしていないため、聞かされたことに驚き、家族が病院に連れて行く。
(家族によると、本人も話は聞いているが、わかっていない様子である)

2016年(83)

お金の計算ができなくなる、キャッシュカードをなくす、日付がわからなくなる、地理がわからなくなるなど、できないことが徐々に増える

2019年(86)

ガスを止め忘れるなど火事になる恐れを感じ、ぼけちゃったな、と思い始める。
この10年ほど行ってきたビルの掃除や門閉め等はいまも続けて行なっている

人生・生活の喜び

1

発症前後で変わらない喜び

温泉に入ること

2

発症前後で変わらない喜び

避暑地に出かけること

3

今は諦めてしまった喜び

本を読むこと

4

発症前後で変わらない喜び

10年続けている歌を歌うこと

今後やってみたいこと

旅行をしたい

生活課題

心身機能障害

社会へのメッセージ

やることをピシッとやっていきたいです。
友達にいじわるされて暮らしたくはないです