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N.K

年齢:

85歳 (2019年9月インタビュー時点)

性別:

女性

生年月日:

1933年12月16日

居住地:

埼玉県北足立郡

同居家族:

夫,娘夫婦との4人暮らし

職業:

専業主婦

発症年齢:

80歳頃

診断年齢:

81歳

診断名:

アルツハイマー型

認知症の評価スケール?Mini-Mental State Examination(MMSE)
国際的に最も広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。見当識、記銘力、注意・計算、言語機能、口頭命令動作、図形模写等の認知機能の評価からなり、総得点30点で一般に23点以下を認知症の疑いとする長谷川式スケール(HDS-R)
我が国で広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。年齢、見当識、3単語の即時記銘と遅延再生、計算、数字の逆唱、物品記銘、言語流暢性の9項目からなり、総得点30点で、一般に20点以下を認知症の疑いとする。
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認知症高齢者の生活自立度 Ⅱa (2015年)

要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。:

要介護1 (2019年9月時点)

介護保険サービス利用:

週に4回デイサービス利用

当事者同士の集まり頻度:

特になし

これまでのあゆみ

2014年(80)

血圧で見てもらっているかかりつけの内科の先生がちょっとおかしいと気づき、他院のMRIの検査を勧められる。脳の萎縮が見つかる

診断

2015年(81)

1月 より詳しく検査するため、大学病院のもの忘れ科に受診する
3月 診断を受ける

2015年(81)

夫と二人暮らしをしており、娘が週に一回様子を見に来く生活をしている

2015年(81)

だんだん洗い物に1時間かかったり、カレンダーの何月何日が分からなくなる

2015年(81)

ケアマネからデイを紹介してもらい、週1回デイに通所し、半年後には週2回通所できるようになった

2016年(82)

5月 埼玉の娘の家に2人で移り住む

2016年(82)

6月 娘が地域のことをよく知る市役所の近くのデイを探す。2人で見学に行くと、田舎に帰ってきたみたいでとても気に入る

2016年(82)

週2回デイに行き始める。この頃は認知症と言われると「頭がゆっくりめになった」と言いなおしていた

2019年(85)

だんだんデイを増やし、今では週4回行っている。デイが楽しみで、張り合いが生まれている。月日、曜日がわからないこともあるが、デイの準備は自分でして、迎えの車を待っている

2020年(86)

家族は、「1日のうちでも(本人の)気持ちが変化します。いろんな人との関わりの中で気持ちが変化することはあります」と、日々の中での症状や困りごとの変化、何かを継続して行うことが難しくなった様子などが気になっている

人生・生活の喜び

1

発症前後で変わらない喜び

娘家族にお世話になっていて、主人が健在で、主人と会話ができることが嬉しい

2

発症前後で変わらない喜び

家族でいられることが幸せ

3

発症前後で変わらない喜び

ひ孫に折り紙、千代紙でなにかを作ってあげること

4

発症前後で変わらない喜び

本の写し書き

今後やってみたいこと

デイのスタッフの方の言葉掛けがソフトで、呼吸が合っている。自分に対して「やってください」ではなく、「どう、手伝っていただけますか?」という言い方は嬉しい。人生の中で最後の出会いだと思っている。迷惑をかけないで生きることが私の務めだと思っている。

生活課題

心身機能障害

社会へのメッセージ

命の尊厳、命を大切に。
認知症本人が何を言っても間に合わないと思うけど、私だけでもデイに行ってこんな効果があったということを伝えたい。これから認知症の人が増えていくなら家族やデイだけでは間に合わないから行政的な手打ちをすることと、デイなどのスタッフの方へのご苦労やお骨折りを労う事も大変必要。
社会の組織の中で迷惑をかけないようどうしたらよいのかなと自分の動き方に意識をしっかり持つことが大事。自分がここで何を学ぶかだと思っています。今はとても幸せです。