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上田 智恵子(仮名)

年齢:

81 歳 (2019年7月インタビュー時点)

性別:

女性

生年月日:

1938年

居住地:

東京都

同居家族:

一人暮らし(二世帯住宅)

職業:

主婦

発症年齢:

76 歳頃

診断年齢:

79 歳

診断名:

アルツハイマー型

要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。<:

要介護2 (2019年6月時点)

介護保険サービス利用:

週に5日デイサービス、月に1回ケアマネ訪問

これまでのあゆみ

2014年(76歳)

旅行に行く前に、お財布が見つからない、切符が見つからない、といったことが何度かあることに娘が気づく
もの忘れが目立つようになる。娘から頼まれた銀行振込を忘れただけではなく、振込を頼まれた事自体を忘れていたことに、娘が危機感をもつ。自分でも不安があり、人間ドック時に脳ドックを受診する
そのあとも町会の副会長や郷土史の会長は続けている

2014年(76歳)

娘と物忘れ外来に行き、長谷川式,MRIの検査を受ける。MRIの画像上、脳に萎縮は見られるがまだ薬を始めるには早いと言われる

診断

2017年(79歳)

別の医者を受診し、認知症の薬を飲み始める

2017年(79歳)

介護認定を受ける。デイサービスを利用するようにお医者さんから勧められ,何箇所か娘と見学に行く。そこでは、年を取って動けなくなった人が来ているようだった。みんなで揃ってお遊戯のような体操をしたくはない、行きたくないと思う

2018年(80歳)

1年半前にデイサービスに行き始める。最初は週に一回から始める。スタッフの人がとても良くしてくれて有難い。デイの人が付き添ってくれて、昔からの会にも参加している。昔の仲間と話すのは楽しい

2019年(81歳)

腰椎圧迫骨折になり、訪問医療を受け始め、要介護2になる。地域の活動もやめたので、家族以外と話す機会はデイサービス利用時だけになる
すぐ鍵をかける、カーテンを閉じるなど心配しすぎる傾向もある

人生・生活の喜び

1

今は諦めてしまった喜び

歴史を学ぶこと

2

今は諦めてしまった喜び

ラジオなどの放送でクラシック音楽を聴く

3

今は諦めてしまった喜び

旧友と喋って思い出話ができると楽しい

今後やってみたいこと

好きな美術展に行きたい

生活課題

心身機能障害

社会へのメッセージ

縛られず、フリーでいたいです。
「両親のおかげで、いま幸せに暮らしております」