鳥飼 昭喜
トリカイ アキヨシ
年齢:
76 歳 (2019年7月インタビュー時点)
性別:
男性
生年月日:
昭和18年
居住地:
東京都町田市
同居家族:
妻と2人暮らし
職業:
元電機会社の複写機設計技士
発症年齢:
35 歳頃
診断名:
脳血管性型
要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。<:
要介護3 (2019年3月時点)
介護保険サービス利用:
週2回デイサービス利用/たまにショートステイ利用
当事者同士の集まり頻度:
デイ施設長と講演に行ったりする
これまでのあゆみ
1978年(35,36歳)
子供を公園に忘れて1人で帰宅した。俺1人で公園に行った、と妻に言う
1983年(40歳)
クモ膜下出血を発症し、病院に入院
退院後、総務に移動。定年まで勤め上げる。
認知機能の低下が見られる。クモ膜下出血で悪化したのではないか
1993年(50歳)
ショートステイできる施設に泊まりに行き始める
診断
2013年(70歳)
認知症の診断をもらう。
BLGに行き始める
2019年(76歳)
膝や腰の痛みもあるけれど、デイサービスでは同じような関係の人たちが来ていて、上も下もなく楽しんでいる
人生・生活の喜び
1
発症前後で変わらない喜び
BLGでみんなで話をすること
2
発症前後で変わらない喜び
温泉旅行
3
発症前後で変わらない喜び
奥さんとの早朝の散歩
今後やってみたいこと
BLGのリーダーをしてみたい。簡単ではない他の仕事もしてみたいので、できる仕事がこれから広がっていったらいいと思う。まだまだできることがあると自負している
生活課題
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生活11分類生活課題DATA心身機能障害知恵
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ズボンの裾直しをしなくなる。裾が床についていても無頓着になる
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炒飯を作っているときに手順がわからなくなることがある料理をするときはそのことだけを考える
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かかとの感覚がつかめなくなり、下りの階段ではかかとが引っかかって段差が高いと不安になる
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服薬を忘れる
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人混みやざわざわしているところは、人とぶつかることを避ける自信がない
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電車に乗って自分がどこにいるかわからなくなることがある駅名を見る。路線図を見ると安心できる
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電車に乗っていて、行き方もわからなくなることがある家に電話して、奥さん娘や聞いて確認する
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子どもと一緒に公園に来たが、一人で来たのだと思い込み、子どもを置いて帰宅する
心身機能障害
社会へのメッセージ
認知症がわかって、会社では簡単な仕事に追いやられ、本当に辛かった。
家族の愛情。あの時それがあったから、少しずつ元気になっていった。
いろいろ俺を外へ連れ出してくれて、本当に感謝している。