阿部 富子
あべ とみこ
年齢:
85 歳 (2019年11月インタビュー時点)
性別:
女性
生年月日:
1934年
居住地:
群馬県利根郡みなかみ町
同居家族:
夫と2人暮らし
職業:
元電力会社事務職員、保母
発症年齢:
78 歳頃
診断年齢:
82 歳
診断名:
アルツハイマー型
認知症の評価スケール?Mini-Mental State Examination(MMSE)
国際的に最も広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。見当識、記銘力、注意・計算、言語機能、口頭命令動作、図形模写等の認知機能の評価からなり、総得点30点で一般に23点以下を認知症の疑いとする長谷川式スケール(HDS-R)
我が国で広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。年齢、見当識、3単語の即時記銘と遅延再生、計算、数字の逆唱、物品記銘、言語流暢性の9項目からなり、総得点30点で、一般に20点以下を認知症の疑いとする。:
MMSE 18点 (2018年9月時点)
要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。<:
要介護1 (2019年2月時点)
介護保険サービス利用:
週に3回デイサービス利用
週に2回訪問介護利用
これまでのあゆみ
2009年(74)
骨折により3ヶ月の入院。以前のようには足が動かなくなる
2012年(78)
もの忘れ。出かけた先で家の鍵を何度も探すことから息子嫁が気づき、かかりつけの医師に診てもらうが、はっきりした診断は聞けなかった
診断
2016年(82)
同じことを何度か言うことが増え、家族が「診てもらったほうがいい」と思い、認知症専門病院を受診し、アルツハイマー型認知症の診断を受ける。診断を受けて特に変わったことはない
2017年(84)
身体の動きがスムーズに行かなくなったため、自宅の1階にベッドを移動させ、生活スペースを1階で済ませる
2019年(85)
味噌汁の具材が細かく切れなくなったり、味付け、掃除ができなくなったりするが、毎日のデイサービスがとても楽しい
人生・生活の喜び
1
発症後の喜び
デイサービスに行くこと。りんご狩りなどの旅行が好き
2
発症前後で変わらない喜び
息子嫁や孫が自宅に遊びに来てくれること
3
発症前後で変わらない喜び
食べること。料理は好きではないけど、お味噌汁を待っている人(夫)がいるから作る
今後やってみたいこと
今は環境がないけれど、昔やっていたバレーボールがやりたいです。
生活課題
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生活11分類生活課題DATA心身機能障害知恵
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日々の洋服は見えない場所にしまうと取り出せない、どこに何があるかわからない全て服をハンガーにかけて見えるような工夫をすることで、今では洋服を自分で選んで着ることができる
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たまに炊飯のスイッチが入っておらず、ご飯が炊かれていない
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食材の買い物や献立を考えること、食材を調理することが難しい。夕飯作りをだんだん手伝わないことも増える食事や買い物はヘルパーさんに手伝ってもらう
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電話の内容をすぐ忘れる私が電話口の内容を大きな声で復唱すると、それを耳元で確認した夫が判断して行動する
心身機能障害
社会へのメッセージ
そういうの考えたことがないからわからないな。今のこのまんまで。人が自宅に来てくれると本当に嬉しいです。楽しくて!