認知症とともに生きる
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M

年齢:

80 歳 (2019年9月インタビュー時点)

性別:

男性

生年月日:

1939年

居住地:

埼玉県の南東地区の市

同居家族:

妻と2人暮らし

職業:

元食品加工会社社員

発症年齢:

78 歳頃

診断年齢:

78 歳

診断名:

前頭側頭型

要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。<:

要介護1 (2019年9月時点(〜2023年まで認定が延長された))

介護保険サービス利用:

週に2回デイサービス利用

これまでのあゆみ

2017年(77歳)

12月 昔仕事でよく扱っていた加工食品の類似品の成分表をスーパーでしげしげ見ており、それをレジに通さずにそのままスーパーを出たところで、監視職員に捕まる

2017年(77歳)

警察の方から、もしかしたら記憶力が低下しているかもしれないので認知症の検査を受けた方がいいかもしれないとの話を妻にする

2018年(77歳)

1月 妻が娘と相談し、妻と娘が市役所やデイケア、ケアマネにつながる
ケアマネの間で「すごくいい先生」と評判があり、かつ、馴染みもあった病院に行くことにする

診断

2018年(78歳)

検査の結果診断を受けるが、妻も混乱している

2019年(79歳)

自分自分は要介護1だから病院へ行かなくてもいいと思っているが、医師はその他多数の事例の中で客観的なデータを判断をしてくれるからさすがだな納得して、病院に行っている
認知症の診断を受けてから「認知症の人」とみられて接されるためストレスが溜まるが、週2回のデイサービスを利用する今の生活を続けていれば大丈夫と言ってもらえて嬉しい
2ヶ月に1回、問診と薬の処方をしてもらうために病院へ行っている

人生・生活の喜び

1

発症前後で変わらない喜び

パソコンが得意

2

発症前後で変わらない喜び

囲碁
アマチュアの囲碁同好会の設立に協力し、会員募集パンフレットも作っていた

3

発症後の喜び

近所の畑で野菜を育てること(家庭菜園)

4

発症後の喜び

自分が畑で育てた野菜を他の人が「味がいい」と食べてくれること

今後やってみたいこと

自分にあった「腰痛」の治療をしてくれる先生に会いたい。そういう先生がいっぱい増えれば、高齢化の時代にいいと思う。
曖昧な領域だから、いい医者というのも難しいと思うが、そういうことを研究しているのは素晴らしいと思い、期待している。
要支援、要介護の判定は本当に正しいのか?曖昧な病気だけに、そこの線引きが明確な指標を持って出ると、知らない人が聞いても、正しいなということになる。

生活課題

心身機能障害

社会へのメッセージ

何かと認知症とメディアで言われるが、千差万別です。
インタビューで私に期待されていることがまだ私の中で整理されていません。

この病気(症状)は、身近な介護者(配偶者)の資質が重要です。配偶者に対する指導・啓蒙のウェイトを高く設定してください。

また、これを見ているあなた様の年齢が高齢化してきたとして。
体力の衰えと共に、気力・記憶力・集中力・能力などの低下が著しいです。
想像してみてください。