H.K
年齢:
87 歳 (2019年8月)
性別:
男性
生年月日:
1932年
居住地:
神奈川県藤沢市
同居家族:
二世帯住宅で独居(息子夫婦が隣に暮らす)
職業:
元会社員
発症年齢:
82 歳
診断年齢:
86 歳
診断名:
アルツハイマー型
要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。<:
要支援1 (2018年時点)
介護保険サービス利用:
週に1回デイサービスを利用
当事者同士の集まり頻度:
月に1回市民センター主催の当事者会に参加
これまでのあゆみ
2014年(82)
妻が大病にかかり入院。その後自宅に帰ってきた。看病、介護のため生活環境が激変する
2014年(82)
家族との対話で感度が鈍く、耳も遠いと言われた。時間や場所の見当識障害を起こしていた
診断
2014年(82)
専門医の診断を受け、その結果「年齢相応ですが、軽い認知症でしょう」と診断を受ける。服薬開始
2018年(86)
新しいことに戸惑い、苦手と感じるようになる。特定の個人名や固有名詞を思い出すことに、時間がかかるようになる
2018年(86)
地域包括支援センターに自分で飛び込み、要介護認定を受ける
2018年(86)
地域の認知症当事者会を市の広報でみつけ、参加するようになる
2019年(87)
定期健診で食道がんが見つかる。放射線治療に、30分かけて毎日病院に自転車で通う
歯の検診は3ヶ月に1回クリーニングに通い、幸い27本残っている
人生・生活の喜び
1
発症前後で変わらない喜び
バスツアーに参加すること
伊豆方面にバス旅行。一人で参加しても話しかけられるし、緊張せず楽しめる
2
発症前後で変わらない喜び
家の周辺を毎日30分川沿いを歩くこと
色々制約があり、毎日は難しいがなるべく
3
発症前後で変わらない喜び
整骨院でマッサージすること
体が楽になるので。「痛い痛い」と言わないように
4
発症前後で変わらない喜び
電車に乗って週1回程度、近くの日帰り温泉に通うこと
5
発症前後で変わらない喜び
若い時から好きな料理をすること
レシピを見たり、TVをメモしたり。自分の感覚で発見することが大切
6
発症前後で変わらない喜び
週1回練習場に行くゴルフ
自転車で通って30分程度。レッスンプロについている
7
発症前後で変わらない喜び
週1回のスポーツクラブ通い
マシンを使う。4-5人仲間がいて、挨拶しあい話を楽しんでいる
8
発症前後で変わらない喜び
認知症当事者会に参加すること
笑いヨガとお喋り。気軽に参加でき、同年代の人とお話しできる
今後やってみたいこと
元気の秘訣は家族の支えなんでしょう。
こうして話をしているといいのですが、ちょっと外に出る機会が減ってしまいそうな時期があり。自分で地域包括支援センターに駆け込みました。
認知症の診断が降り、それからは家族の見守りの元、理解のある環境で、体力が落ちないように日々、生活の中でできることを辞めることなく過ごしてきました。
家族は心配しながら、大きく見守ってくれています。
診断以降は大きな変化もなく、自分のペースで生活をしてきた。
最近、先生から初診の頃から、そんなに変わっていないね、と褒められた。
その生活を守っていきたい。
生活課題
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生活11分類生活課題DATA心身機能障害知恵
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慣れているはずだが、最近は料理の味にばらつきがある作るのは1回に2品。前日多めに用意して、飽きないよう繰り越している。息子宅で食事時はタッパ持参!
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服やカバンの中に入れた鍵や財布、交通ICカード等、外出先で持ち物をどこに入れたのかわからなくなる一緒に出かける時には、出かける前にお嫁さんがよく見ていて、ちょうど良いタイミングで教えてくれる
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細かいゴミの分別ができない家族に理解と協力がある。お嫁さんがさりげなく手伝ってくれている。
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ゴミ出しのタイミングが一番乗りだと、今日は何ゴミの日か自信がなくなり、帰ってきてしまうことがある家族、特にお嫁さんがさりげなく助言してくれる
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薬の数が多くなり、服薬の時間や日にちを決められると飲み忘れたりすでに飲んでいるのに飲もうとしたりするケースを買って自分でボックスに分けて、飲み忘れないようにしている
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新しいことを思い出すのが難しく、特定の個人名などが思い出せない認知症がある人と当事者会などで、出会う人と話すこと
生活の中でできることを辞めることなく過ごすこと
心身機能障害
社会へのメッセージ
結局、少しずつの積み重ねなんでしょうかね。
私は、一番足腰のキープに必要なのは散歩だと思っているんですよ。
一日20分でも30分でも。同調する人は多いですよ。
(歩けないと)ゴルフにも、旅行にも。楽しみが消えてしまいますからね。
足腰を大事に。