三木 光次
みき こうじ
年齢:
84 歳 (2019年9月インタビュー時点)
性別:
男性
生年月日:
昭和10年
居住地:
東京都町田市
同居家族:
妻、娘と3人暮らし
職業:
元生命保険会社 営業課所長
発症年齢:
75 歳頃
診断名:
脳血管性型
介護保険サービス利用:
週に1回デイサービス利用
当事者同士の集まり頻度:
月に4回家族との交流会、月に1回地域の読書会、月に1回Dカフェ、年に1回町歩きの会
これまでのあゆみ
診断
2010年(75歳)
もの忘れがある。昨日あった人の名前を思い出せないなどがあり、自分で医師に相談する。市民病院の精神科へ紹介され、入院する
2014年(80歳)
耳の聞こえが悪くなり補聴器をつける
2018年(83歳)
同級生の名前が出てこないなど認知症の気があり、認知症専門クリニックで診断を受ける
人生・生活の喜び
1
発症前後で変わらない喜び
日本の歴史を勉強すること
2
発症前後で変わらない喜び
カメラ、写真を撮ること
3
発症前後で変わらない喜び
仲間の会の継続
今後やってみたいこと
脳トレと筋トレを並行して実施し、継続すること(デイサービスは休まず通う)。
昔の写真を眺め、想い出しエッセイ・レポート・俳句集にまとめ書き留め、現在に生かして行動することを実行する。
生活課題
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生活11分類生活課題DATA心身機能障害知恵
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家の中で請求書の場所を見つけづらくなる。どこに何があるか僕にはクエスチョン
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耳が聞こえづらくなり、傾聴ボランティアが難しい。子供達と凧づくりや山登りしたり遊ぶことがしづらくなる
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受診すると医師は私の方を見ない。私から聞いてもしょうがないと思っているのかな。娘の話や娘のメモは見る
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体調や感情の変化はよくある。頭痛など、薬を処方されているが、薬の影響なのかどうかよく分からない
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車が運転できなくなると、自宅の人の出入りがなくなる。自宅に人が相談に来ることがなくなる
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運転免許更新の高齢者講習で49点以下だった。警視庁へ連絡し、診断書を出すと更新できず免許を返納した
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PCが得意でメール・情報発信をしていたが、歳でやらなくなり、連絡しないと誰からも連絡をもらわなくなる
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歳のせいだと思うが判断能力が落ち、お付き合いも少なくなり、PCが使えなくなって、年賀状作りも辞めた
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帯状疱疹で内耳をやられてから耳が聞こえづらくなった。会話が不自由であることが今一番つらい
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人の名前や物の名前が出てきにくくなる
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歩けなくなると行動範囲が狭まり、行事への出席の機会も少なくなり寂しい。招待状が来ても行けなくなる
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テレビに出ているタレントの名前が出にくくなる
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漢字が思い出しづらくなる。実験の「験」、楽器の「楽」、「躊躇」が出なくなる
心身機能障害
社会へのメッセージ
毎日の自身の行動、食事、運動等を日記に記入し、毎日の行動を振り返ってみること。
毎日、充実した行動や食事、運動に行くことは大事だと思います。薬はキチント飲むことですね。
シニアカーに乗って手を振ると、子どもから大人まで手を振ってくれます。お互いに挨拶を交わし合う町にしましょう。