秋野 敬
アキノ タカシ
年齢:
76 歳 (2019年7月インタビュー時点)
性別:
男性
生年月日:
1942年
居住地:
東京都町田市
同居家族:
妻と2人暮らし
職業:
元銀行支店長/元政策金融機関
元機構(週3)勤務
発症年齢:
70 歳頃
診断名:
アルツハイマー型
要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。<:
要介護2 (2019年3月時点)
介護保険サービス利用:
週に4回デイサービス利用
これまでのあゆみ
2008年(65歳)
長年勤めた会社を定年退職後、関連会社からおよびがかかり、仕事をまっとうしてから最後の会社を退職する
ようやくゆっくり落ち着いて暮らせるという安心感がある
2013年(70歳)
家族の会話の中に入らないことや、家族の団欒中の居眠り、覇気がない、元気がないことを妻が気にする
妻と娘が問題があるかもしれないと思い、4−5ヶ月の間、どこに行こうかと探す
診断
2014年(71歳)
病院の脳ドックの検査の結果、他の病院を紹介され、そこで認知症の予備軍と診断を受け服薬を開始する
包括支援センターが開催する介護予防教室や運動などに週4日参加し始める
2017年(74歳)
妻自身に何かあった時のことを考え、妻が包括に相談して11月に介護保険を申請する
2018年(75歳)
主治医から紹介を受けたデイサービスに夫婦で見学に行き、気に入ったため通い始める
人生・生活の喜び
1
発症前後で変わらない喜び
自分で考えたことが実現すること
2
発症前後で変わらない喜び
働いたことに対する報酬を得ること(有償ボランティア)
3
発症前後で変わらない喜び
美味しいものを食べること
4
発症前後で変わらない喜び
寝ること
5
発症前後で変わらない喜び
週2回の運動で体を動かすこと
今後やってみたいこと
自分の現状に不満はありません。今は世の中の良さが出ていると思います。
生活課題
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生活11分類生活課題DATA心身機能障害知恵
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洋服の首の穴と腕の穴がわかりにくく着替えがしづらい
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洋服がクローゼットに2列になってかかっていると、後ろに何があるか覚えづらい
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くつ下がタンスのどこにしまってあるか、どこから持って来ればいいかわかりづらい
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戸棚の食器のしまう場所が変わるとどこに食器を入れておいたか分からなくなる
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電子レンジの使い方で、どのスイッチを押せばいいかわかりづらい
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家のどこにメガネを置いたか思い出しづらい
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歯磨き粉、歯ブラシを使用するとき、何をどう取り扱えば良いか、わかりづらくなる
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トイレのふたの開け閉めや、トイレの部屋のスイッチがどこか、ドアをどう締めるかわかりづらい
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電車もバスも、ICカードの場所がわかりづらくタッチすることが難しい
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エスカレーターの速度が速いので、飛び乗りづらい
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いろいろなやりづらさが含まれているので、初めての場所には1人で行きづらい
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階段の上り下りにプレッシャーを感じる遠回りでも安全な道を選ぶ
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テレビの動き自体が早く感じる
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読書をするとき、活字の線が太く見えたり、大きさが大きくなっている感じがして、嫌で見るのをやめてしまう
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複雑な漢字が書きづらい
心身機能障害
社会へのメッセージ
1日1日を反省して、良かったなと思えればそれでよし、悪ければ反省し、明日に生かしたいと思う。そのように生きてきました。