認知症とともに生きる
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岡部 誠(仮名)

年齢:

55 歳 (2019年5月現在)

性別:

男性

生年月日:

1963年

居住地:

東京都

同居家族:

妻、子供と3人暮らし

発症年齢:

53 歳頃

診断年齢:

54 歳

診断名:

アルツハイマー型

認知症の評価スケール?Mini-Mental State Examination(MMSE)
国際的に最も広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。見当識、記銘力、注意・計算、言語機能、口頭命令動作、図形模写等の認知機能の評価からなり、総得点30点で一般に23点以下を認知症の疑いとする長谷川式スケール(HDS-R)
我が国で広く用いられている本人への質問式の認知症のスクリーニング検査。年齢、見当識、3単語の即時記銘と遅延再生、計算、数字の逆唱、物品記銘、言語流暢性の9項目からなり、総得点30点で、一般に20点以下を認知症の疑いとする。
:

MMSE 26点 (2019年2月現在)

要介護度?介護保険制度において、心身の状況に応じて判定される介護の必要度。なんらかの社会的支援を要する要支援(1・2)、部分的(要介護1)から最重度(要介護5)の介護を要する要介護の段階がある。<:

要介護1 (2019年5月現在)

障害等級(障害者手帳)<?障害者手帳は、一定の障害があることを認定するもので、各種支援策が講じられる。認知症で身体に障害がない場合は「精神障害者保健福祉手帳(1級から3級)」、身体に障害がある場合は「身体障害者手帳(1級から7級)」を申請することができる。いずれも1級が重度。:

精神障害者保健福祉手帳 2級 (2019年5月現在)

介護保険サービス利用:

デイサービス週1日

当事者同士の集まり頻度:

若年性認知症の会
認知症家族の会

これまでのあゆみ

2016年(53歳)

車の運転中に話しかけられると集中できなくなる
職場で部署異動後、書類の保管場所がわからなくなるなることが増える
会議のプレゼンで、理路整然と説明することや質疑応答に答えることが難しくなる
瞬時にできていた業務が、一呼吸おいて考えなければできなくなってくる
仕事で失敗した時に、後輩や上司に責められることが多くなる

診断

2017年(54歳)

4月に上司から地方の仕事を勧められるが、地方の仕事でもミスし、怒られる日々を送る
8月に身内に認知症の方がいる先輩が、自分の様子を上司に相談したことで、その上司から受診を勧められる
近くの専門病院を受診したが、都内のより専門性の高い病院を紹介される
2週間入院し、認知症と診断される
病院のソーシャルワーカーより受け取った東京都保健福祉曲作成の『若年性認知症ハンドブック』の中から、妻がデイサービスや家族の会を見つけ、当事者の会に行き始める

人生・生活の喜び

1

発症前後で変わらない喜び

読書をすること

2

発症後の喜び

今生きている感覚が幸せに思う

3

発症後の喜び

くだらないことを発信しても周りが付き合ってくれること

4

発症後の喜び

RUN伴でいろんな人と走ること

今後やってみたいこと

この病気に対する社会の偏見をなくし、生きやすい世の中になるよう講演会やインタビュー等を通し、この病気になってもいきなり100→0になるわけではなく、まだまだやれる事、役に立てる事はあるんだという事を発信していきたい。

生活課題

心身機能障害